マイカーローン本審査に落ちる確率は?理由・審査内容・通過のコツまで徹底解説

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車の購入に欠かせないマイカーローン。でも「本審査って何を見られるの?」「仮審査に通ったのに落ちるのはなぜ?」など、不安や疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。この記事では、マイカーローンの本審査に関する疑問をわかりやすく解説し、不安を解消していきます。

目次

マイカーローン審査への理解を深めて不安を取り除く

マイカーローンの「仮審査」と「本審査」の違いとは?

マイカーローンには「仮審査」と「本審査」の2段階があります。

  • 仮審査:申し込み内容をもとに簡易的に審査する段階で、信用情報の一部と申告情報をもとに機械的に判断されます。
  • 本審査:提出された書類や信用情報を詳細に確認し、最終的な融資判断を行う段階です。

仮審査に通ったからといって、必ずしも本審査も通るわけではありません。というのも、仮審査はあくまで簡易的なチェックであり、申告された年収や勤務先などの情報をもとにコンピューターで自動判定されることが多いからです。一方、本審査では提出された書類や信用情報の詳細までしっかり確認され、人的な判断も加わるため、そこで新たなリスクが見つかることもあります。たとえば、過去の延滞歴やローン残債の状況、収入証明との食い違いなど、仮審査では表に出なかった情報が影響するケースも少なくありません。そのため、本審査の前には提出書類の見直しや、信用情報の確認などの対策を行っておくことが大切です。

本審査では何を見られるのか?チェックポイントを解説

本審査で重視されるのは以下のようなポイントです:

  • 信用情報(クレジットカードやローンの支払い履歴):過去にクレジットカードや各種ローンの返済に遅れがなかったか、債務整理や強制解約などの「事故情報」がないかをチェックされます。信用情報に傷があると、返済能力に不安があると見なされ、審査に大きな影響を与えます。
  • 年収(返済能力に直結):年収は、ローンを継続的に返済できるかどうかを測る重要な指標です。返済額が年収に対して過度に高いと、生活を圧迫する可能性があるため、慎重に見られます。年収証明書類の提出も必須になります。
  • 勤続年数(安定した収入があるか):同じ職場にどのくらい勤めているかを見ることで、安定した収入が見込めるかどうかを判断します。1年未満など勤続が短い場合は、審査が厳しくなる傾向があります。
  • 雇用形態(正社員か契約社員かなど):正社員や公務員などの雇用が安定している人ほど審査に有利です。契約社員や派遣社員、フリーランスなどは収入が不安定とみなされる場合があります。
  • 他社借入の状況(返済比率に影響):すでに住宅ローンや他の借入れがある場合、その返済額が合算され、全体の返済比率が高くなると審査に不利になります。借入本数が多すぎる場合も、信用リスクと見なされます。
  • 返済比率(年収に対しての返済負担の割合):年収に対してどの程度の返済負担があるかを示す指標で、一般的に30~35%以下が望ましいとされています。この比率が高すぎると、返済不能リスクがあると判断されてしまいます。

仮審査に通ったのに本審査で落ちることはある?

はい、実際にあります。その理由としては:

  • 提出された収入証明と自己申告内容にズレがある
  • 仮審査では見られなかった信用情報の詳細で延滞履歴が見つかる
  • 書類不備や確認できない情報があった

仮審査はあくまで「予備チェック」ですので、油断は禁物です。仮審査に通ると「もう大丈夫」と安心しがちですが、本審査では提出書類の正確性や信用情報の詳細がチェックされるため、予想外の理由で落ちることもあります。たとえば、勤務先の在籍確認が取れなかったり、収入証明の数字が申告と異なっていた場合、それが審査に大きく影響することも。仮審査を通過しても、それはあくまで通過点に過ぎず、本番はこれからだという意識を持って準備することが、スムーズに本審査を突破するための第一歩です。

マイカーローンの本審査に落ちる確率はどのくらい?

明確な統計はありませんが、仮審査通過後の本審査落ち率は1〜3割とも言われています。特に以下のケースで落ちやすくなります:

  • 他社借入が多く返済比率が高い:すでに他のローン(住宅ローンや教育ローン、クレジットカードのリボ払いなど)を複数抱えていると、毎月の返済額が増え、年収に対する返済比率が高くなってしまいます。金融機関はこの比率を重視しており、基準を超えると「返済が困難になるリスクがある」と判断されてしまうのです。
  • 過去に延滞がある:クレジットカードや携帯電話料金、他のローンの支払いなどで過去に遅延があった場合、その情報は信用情報機関に記録されます。たとえ数日の遅延でも、繰り返し発生していると「返済能力に問題あり」と見なされる可能性が高くなります。
  • 勤続年数が短い:転職して間もない場合や、1年未満の勤務歴しかない場合、収入の安定性に疑問を持たれてしまうことがあります。特に正社員であっても、勤続年数が短いと「すぐに職を変える可能性がある」と判断され、マイナス評価につながるケースが多いです。

本審査で落ちた人に多い5つの理由

  1. 信用情報に傷がある(延滞・債務整理など):信用情報はローン審査で最も重要視される項目のひとつです。過去にクレジットカードの支払いを延滞していたり、債務整理や自己破産などの金融事故を起こしていた場合、それらは信用情報機関に記録されています。これらの情報は金融機関にとっては大きなリスクとみなされるため、審査に大きく影響し、通過が難しくなる要因となります。
  2. 年収がローンの返済に対して不足している:借入額に対して年収が見合っていないと、月々の返済が家計を圧迫し、返済不能になるリスクが高まります。そのため、審査では返済比率(年収に対する年間返済額の割合)が重視され、一定の基準を超えると審査通過は難しくなります。一般的に返済比率は30〜35%以下が望ましいとされています。
  3. すでに複数のローンを抱えている:住宅ローンや教育ローン、クレジットカードのリボ払いなど、すでにいくつものローンを返済している場合、新たな借入れが返済能力を超えると判断されることがあります。また、借入先の件数が多いこと自体が「お金に困っているのでは」と見なされるリスク要因となります。
  4. 転職したばかりで勤続年数が短い:職を変えた直後などで勤続年数が短い場合、金融機関からは「安定した収入が続かないかもしれない」と判断されやすくなります。一般的には勤続1年以上が望ましいとされており、特に非正規雇用でかつ勤続が短いと、審査通過はより困難になります。
  5. 提出書類に不備がある・内容が申告と違う:ローン申込時に提出する収入証明や本人確認書類などに不備があったり、申告内容と食い違いがあると、金融機関の信頼を損ねてしまいます。「この人は情報管理にルーズかもしれない」といった印象を与えるため、マイナス評価となり、審査落ちにつながることがあります。

マイカーローン審査対策と次の一手

本審査にかかる期間は?結果はいつわかる?

審査結果が出るまでの期間は、通常1~5営業日。ただし、銀行や信用金庫はやや長め、ディーラーローンや信販会社は早い傾向があります。特に、銀行系のローンは書類の確認が厳格で、本人確認や在籍確認も丁寧に行われるため、5営業日以上かかる場合もあります。一方で、ディーラー系ローンや信販会社は車の販売と連動して審査が迅速に行われることが多く、当日または翌営業日に結果が出ることもあります。さらに、繁忙期や連休前後などのタイミングでは、通常よりも日数がかかる可能性があるので、スケジュールには余裕を持って申請するのがベストです。

本審査で在籍確認はある?電話連絡はどうなる?

基本的に在籍確認の電話は行われることが多いです。会社に直接かかってきますが、「ローン審査です」とは言わず、個人名で連絡が来るのが一般的です。電話の内容も簡潔で、本人が在籍しているかどうかを確認する程度です。そのため、同僚や上司が電話を取っても不審がられるようなことはほとんどありません。

また、会社に迷惑がかかるのでは?と心配な方も、安心して大丈夫です。金融機関やローン会社は在籍確認の重要性を理解しており、相手先の事情に配慮した形で対応しています。もし在籍確認の電話が不安であれば、事前にどのような形で連絡が入るのかを確認しておくと、より安心して対応できます。

本審査に落ちたらどうなる?再申請はできる?

再申請は半年以上空けるのが理想です。というのも、信用情報にはローンの申込み履歴が「申し込み情報」として記録され、これが短期間に複数あると金融機関から警戒されてしまうからです。特に、複数の金融機関に連続して申し込んだ場合、「お金に困っている」「貸し倒れリスクがある」と判断されるおそれがあります。この状態を俗に「申し込みブラック」と呼び、結果としてどの金融機関からも審査に通らなくなる可能性があります。

そのため、再申請をする際は一定の期間を空け、状況を改善してから臨むのが望ましいです。たとえば、他のローンを完済する、信用情報を確認してネガティブな記録がないか調べる、安定した収入や勤続年数を確保するなどの対策が有効です。しっかりと準備したうえで再申請に臨めば、審査通過の可能性を高めることができます。

ディーラーローンの審査は通りやすいって本当?

一般的にディーラーローンは審査が通りやすい傾向があります。

  • 銀行より金利は高い
  • 審査は柔軟で、収入や信用情報のハードルがやや低い

銀行ローンとどちらがいいかは、「金利 vs 通りやすさ」での選択になります。銀行ローンは金利が低めに設定されているため、総返済額を抑えたい人にとっては非常に魅力的です。ただし、その分審査は厳しめで、信用情報や収入、勤続年数など細かくチェックされる傾向があります。一方、ディーラーローンは審査が比較的緩やかで、手続きもスピーディなため、時間をかけずに車を手に入れたい人や、少し信用情報に不安がある人でも通りやすいというメリットがあります。

そのため、もし金利の低さを最重視して費用を抑えたいのであれば銀行ローンがおすすめですが、審査通過の確実性や手続きの簡便さを重視するならディーラーローンの方が向いていると言えるでしょう。それぞれのライフスタイルや資金計画に応じて、最適な選択をすることが大切です。

年収の何割まで借りられる?返済比率の目安とは

返済比率は「年間返済額÷年収×100」で求められ、30~35%以下が目安です。

年収年間返済限度額(目安)
300万円約90万~105万円
400万円約120万~140万円
500万円約150万~175万円

これを超えると審査に通りづらくなる傾向があります。たとえば、年収400万円の方が年間返済額150万円のローンを組もうとすると、返済比率は約37.5%になります。これは一般的な基準である35%を超えているため、「返済が厳しくなる可能性が高い」と判断され、審査に落ちるリスクが高まります。特に銀行系のローンではこの基準が厳格に適用される傾向があり、他の条件(例えば勤続年数や信用情報)が良くても、返済比率だけで否決されることもあります。したがって、自分の年収に対してどれだけ借り入れ可能かを事前に把握し、計画的にローンを選ぶことが大切です。

本審査に通るために今からできる5つの対策

  1. 他のローンを整理しておく:現在他社からの借入がある場合、それを整理することで返済比率を下げることができます。特に高金利のローンや不要なリボ払いなどは早めに完済しておくと、審査において良い印象を与えます。借入件数が少ないほうが、金融機関は「堅実な金銭管理をしている」と判断しやすくなります。
  2. 信用情報を確認しておく(→「信用情報を無料でチェックできるサービス」へリンク):自分の信用情報に延滞履歴や債務整理の記録がないかを事前に把握しておくことが重要です。思わぬ過去の遅延が原因で審査に落ちるケースもあるため、事前に確認・対処しておくことでリスクを減らせます。信用情報はCICやJICCなどで確認できます。
  3. 年収証明をきちんと用意する:源泉徴収票や所得証明書、給与明細などの書類を準備しておくことで、スムーズな審査につながります。提出書類に不備があると、審査がストップしたり否決の理由になったりするので、最新のものを正確に揃えることが大切です。
  4. クレジットやローンの支払いは期日厳守:毎月の支払いをきちんと行うことで、信用情報に良い履歴が蓄積されます。たとえ1日や2日の遅れでも、信用情報に記録される場合があるため、引き落とし日をしっかり管理し、残高不足などがないように注意しましょう。
  5. 副業や昇給で収入アップを目指す:収入が増えれば返済比率も改善され、より高額のローンに通る可能性が高まります。特に副業で安定的な収入がある場合、金融機関によってはその収入も審査対象として認められることがあります。収入源が複数あると、返済能力に厚みが出て信頼性が増します。

それでもローンが通らない場合の対処法【最後の手段】

  • 連帯保証人を立てる:信用情報に不安がある、あるいは年収がローン審査基準を満たしていない場合でも、信頼できる連帯保証人がいれば審査に通る可能性が高まります。連帯保証人は、借主が返済できなくなった際にその責任を引き継ぐ立場となるため、金融機関にとっては安心材料となります。ただし、連帯保証人には大きな責任が伴うため、家族や親しい人に依頼する際は、しっかりと話し合っておくことが重要です。
  • 頭金を増やして借入額を減らす:ローンの審査では、借入金額の多さもリスクとして見なされます。購入時に頭金を多く用意することで借入額を抑え、返済比率を下げることができます。これにより、返済の負担が軽減されるだけでなく、審査通過の可能性も高まります。貯金を活用するほか、ボーナスや副収入を頭金に充てるのも一つの方法です。
  • カーリースに切り替える(所有ではなく使用にフォーカス):ローン審査がどうしても通らない場合、「所有する」ことにこだわらず、カーリースという手段も有効です。カーリースは車を長期でレンタルするような仕組みで、初期費用が抑えられ、毎月定額で車を利用できるのが特徴です。審査のハードルも比較的低いため、すぐに車が必要な方にも適しています。

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まとめ

マイカーローンの本審査は、収入や信用情報だけでなく、勤続年数や提出書類の正確性など、非常に多角的な観点から慎重に判断されます。単に「収入があるから」「仮審査に通ったから」と安心するのではなく、最終段階では細かい要素が審査の通過・否決を左右するケースも少なくありません。たとえば、記入ミスや書類の不備が原因で再提出を求められる場合もあり、事前準備の丁寧さが結果を大きく左右します。

また、信用情報の履歴は過去の金融行動が如実に表れるため、少しでも不安がある方は早めに自分の情報を確認しておくのがおすすめです。さらに、ローン診断サービスなどを活用すれば、自分の状況に合ったローンを提案してくれるので、「通るかどうか不安…」という気持ちをぐっと軽減できます。こうしたサービスは無料で使えるものも多く、時間と手間をかけずに安心感を得る手段として非常に有効です。

焦らず、確実にマイカーを手に入れるためには、正しい知識と冷静な行動が大切です。準備を整え、自信を持って本審査に臨みましょう!

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