車のメンテナンスの中でも、意外と出費がかさむのがタイヤ交換です。「どこで交換すれば安く済むの?」「相場がよくわからない…」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。ここでは、タイヤ交換の相場や注意点を初心者にもわかりやすく解説していきます。
タイヤ交換の相場はいくら?車種別・本数別で解説

タイヤ交換の費用は車種やタイヤの本数、そしてタイヤのグレードによって大きく異なります。たとえば、軽自動車のタイヤはサイズが小さく、比較的安価です。N-BOXのような人気軽自動車では、エコノミーグレードのタイヤなら1本あたり4,000~6,000円程度、ミドルグレードで6,000~9,000円、高性能グレードだと1本10,000円前後になることもあります。4本で見ると、16,000~40,000円が一つの目安です。
普通車(例:トヨタカローラやプリウス)の場合、エコノミーグレードで1本6,000~8,000円、ミドルグレードで8,000~12,000円、高性能モデルになると1本15,000円を超えることも。4本交換では24,000円~60,000円以上ほどの幅があります。
SUV(例:トヨタC-HRや日産エクストレイル)のようにタイヤサイズが大きい車種では、エコノミーグレードで1本8,000~11,000円、ミドルグレードで12,000~15,000円、高性能グレードだと1本20,000円以上するケースもあり、4本交換で32,000~80,000円以上ほどが想定されます。
さらに冬用スタッドレスタイヤを選ぶと、グレード問わず価格は夏タイヤに比べて1.2倍~1.5倍程度になる傾向があるため、季節に応じた予算の見直しも必要です。
オートバックス・ディーラー・スタンドでの料金比較
一般的な選択肢としては、オートバックスやイエローハットのようなカー用品店、ディーラー、ガソリンスタンドなどがあります。オートバックスでは、4本のタイヤ交換(工賃込み)で、軽自動車なら20,000円前後、普通車で30,000円~50,000円が相場。タイヤ代と工賃が別になっていることもあるため、注意が必要です。
ディーラーでは安心感はあるものの、やや割高。トヨタやホンダの正規ディーラーでは、同じタイヤでも1.2~1.5倍ほどの価格になることもあります。ガソリンスタンドは最近では交換サービスを行っている店舗も増えていますが、工賃が高めで、タイヤの種類も限られていることが多いです。
タイヤ交換で失敗しない3つのポイント
タイヤ交換でありがちな失敗は、サイズの間違い、送料の見落とし、工賃の誤算の3つです。ネットで格安タイヤを見つけて「これはお得!」と購入しても、実際には送料が別で高額になったり、タイヤを取り付けられる店舗が近所に存在せず、結局遠方まで持ち込まざるを得なかったりするケースが多くあります。また、ネットショップによっては工賃が別料金となっており、合計金額で見るとそれほど安くなかったということも。特に初めてネット購入をする人は、トータルでいくらかかるかを把握することが大切です。

タイヤのサイズは側面に記載されている「175/65R15」などの表記で確認できます。これは順に「タイヤ幅175mm」「偏平率65%」「ラジアル構造(R)」「ホイール径15インチ」を表しています。この数字を誤ってしまうと、車に装着できなかったり、スピードメーターの誤差や乗り心地の悪化などにつながる可能性があります。交換前には必ず、現在のタイヤサイズを確認してから購入しましょう。
また、1本だけの交換はおすすめできません。たしかに「1本だけパンクした」「他の3本はまだ使えそう」と思うこともあるでしょうが、実際にはタイヤの摩耗や劣化は4本均等に進むのが理想であり、1本だけ新品にするとトレッド面のグリップ力に差が出て、走行中のバランスが崩れる恐れがあります。とくにFFやAWD車の場合、前後輪の回転差が異常になることで駆動系に負荷を与えるリスクも。
経済的に1本ずつの交換にしたいと感じることもあるかもしれませんが、安全性や走行性能を考えると、できれば2本単位、理想は4本まとめての交換が基本です。また、前回いつ交換したのか分からない、タイヤ表面がひび割れている、残り溝が浅くなっているといった場合は、プロに見てもらい、まとめての交換を検討するのがベストです。
交換したタイヤの保管には工夫が必要です。紫外線や雨を避けることはもちろん、タイヤ盗難の被害が増えている今、しっかりとした防犯対策も求められます。私のタイヤ盗難被害体験についてもぜひご覧ください。

【安さ重視】オートウェイでタイヤを最安値で買う方法

安くタイヤを購入したいなら、オートウェイ(AUTOWAY)は有力な選択肢です。ネット販売を中心に展開しており、とにかく価格の安さが魅力です。
なぜオートウェイは安い?価格の仕組みを解説
オートウェイは、タイヤの仕入れから販売、そして取り付けまでを一貫して提供している企業です。1999年からインターネット通販を開始し、現在では累計販売本数3,000万本以上、年間では250万本以上を販売する国内最大級のタイヤ通販サイトとなっています。
その強みは、海外メーカーからの直輸入と大量仕入れによるコストカットにあり、「プライスリーダー」とも呼ばれるほどの低価格を実現しています。NANKANG・DAVANTI・MOMO・COOPER・FINALISTなど、世界的に評価されているブランドの商品を、DOTなどの国際品質規格をクリアした安全なタイヤだけを厳選して仕入れています。
さらに、全国5か所の発送拠点から即日発送が可能で、多くの地域で注文から1〜2日以内に商品が届くスピード感も大きな魅力。ネット通販でありながら「高品質・低価格・即納・安心」という4拍子がそろっており、初めての方でも安心して利用できます。
また、全国3,000店舗以上と提携している「タイヤピット」という取付サービスも運営しており、購入したタイヤをそのまま提携店へ直送。あとは予約日に車で行くだけでOKです。工賃は全国一律の明朗価格で、見積もりの不安もありません。

オートウェイで購入したタイヤは、持ち込みで取り付けをお願いするケースが一般的です。「タイヤ交換 どこが安い 持ち込み」などで検索すると、対応している整備工場が見つかります。
コバックなどの格安車検チェーンや、地域の個人整備工場でも対応可能なところが多く、価格交渉もしやすいのが特徴です。事前に電話で「オートウェイで買ったタイヤを交換したい」と伝えておくとスムーズです。
実際の総額は?4本購入+交換でいくらになる?
たとえば軽自動車の14インチタイヤなら、オートウェイで1本3,500円、4本で14,000円。交換工賃が8,000円としても、総額22,000円ほど。SUVの18インチタイヤなら、1本6,000円×4本=24,000円、工賃込みで32,000円程度とかなりお得です。
地域によって価格は多少前後しますが、都市部より地方のほうが持ち込み工賃が安い傾向にあります(例:仙台では1本あたり1,500円〜が相場)。

こんな人におすすめ
オートウェイは「できるだけコストを抑えたい」「自分で工場を探せる」方にぴったり。価格重視派にとっては最強クラスの選択肢といえるでしょう。
【バランス重視】TIREHOODなら手間なし&安心価格で交換まで完結

タイヤの知識が少なくても、ネットでスムーズに購入&交換したい方に人気なのが「TIREHOOD(タイヤフッド)」です。価格と利便性のバランスが良く、初心者でも安心して利用できます。
TIREHOODのサービスとは?
TIREHOOD(タイヤフッド)は、タイヤの購入と同時に取付予約ができるネットサービスです。従来、タイヤをネットで購入した場合は、別途取付業者を探して電話予約を行い、タイヤを自宅で保管して持ち込む手間が必要でした。しかしTIREHOODなら、購入手続きと一緒にオンラインで取付店舗の予約ができ、タイヤは直接店舗へ送られるため、ユーザーは当日クルマで行くだけ。現地での支払いもなく、事前にすべて完結するのが特長です。
取り付け作業はガソリンスタンドを中心に提携しており、自宅近くで設備が整った環境で作業が受けられる点も魅力。郊外の整備工場や待合室のない工場ではなく、アクセスしやすく安心感のある場所での作業が可能です。
さらに全商品には無料のパンク保証が付帯しており、購入後にトラブルが起きても安心。タイヤ通販の「ネットの価格」と「リアル店舗の利便性・信頼性」を両立したサービスとして、初心者にもおすすめしやすい設計になっています。
特に10月〜翌年1月はスタッドレスタイヤの購入が多く、3月〜5月にはサマータイヤへの履き替え需要が急増します。こうしたシーズンには検索数も増えるため、TIREHOODのような便利なサービスがより注目されるタイミングです。
交換の流れと費用例(4本)
購入時に車種やタイヤサイズを入力すれば、対応するタイヤが表示されます。選んだタイヤは購入後に整備工場へ直送され、予約した日時に車を持ち込むだけ。
たとえば軽自動車用タイヤなら、工賃込みで24,000円程度、普通車でも30,000円前後で済むケースが多く、総額で考えるとコスパ良好です。冬タイヤやスタッドレスにも対応しており、季節のタイヤ交換にも便利。
実店舗に比べてどれくらいお得?
同じタイヤをオートバックスなどで購入するより、TIREHOOD経由のほうが1本あたり1,000円〜2,000円安くなることもあります。ネット割引やキャンペーンを活用すればさらにお得に。
価格は相場の範囲内で、工賃込みの「わかりやすい総額表示」があるのも初心者には安心材料になります。
こんな人におすすめ
「タイヤ交換はよくわからないけど、失敗したくない」「価格も手間もバランスよく抑えたい」という方にぴったりです。ネットで完結しつつ、実店舗の信頼感も得られるのが魅力です。
【安心重視】店舗型やサブスクでプロにすべてお任せ
「多少高くてもいいから、信頼できるプロに任せたい」。そんな方には、ディーラーやブリヂストンのような安心重視のサービスがおすすめです。
カー用品店・ディーラーでのタイヤ交換の実態
カー用品店でも「スーパーオートバックス」のような大型店舗では、タイヤの品揃えや作業精度が高く、丁寧な説明も受けられます。ただし価格はやや高め。
トヨタやホンダなどのディーラーでは、純正品や指定メーカーのタイヤを中心に取り扱っており、4本で40,000~60,000円ほどが一般的。サービスは手厚いですが、価格には割高感があります。
ブリヂストンのタイヤサブスクとは?
ブリヂストンが提供する「mobox(モボックス)」は、新品タイヤとメンテナンス、そしてパンク補償がすべてセットになった月額定額制のサブスクリプションサービスです。契約はオンラインで完結し、取り付け店舗の予約もWEB上で行えるため、手続きはとてもスムーズ。タイヤは予約した店舗に直送されるので、指定日にクルマで店舗へ行くだけでOKです。
このサービスの魅力は、月々の定額払いでブリヂストン製の高品質なタイヤを使いながら、同時にメンテナンスやパンク補償まで受けられること。大きな出費が不要なので、まとまった予算を組みにくい方でも導入しやすいのがポイントです。しかも、全国700以上のブリヂストン認定店舗で対応しており、安心して作業を任せることができます。
「なるべく費用は抑えたいけど、家族を乗せる車だから安全面は妥協したくない」。そんな30〜40代のファミリー層には特におすすめ。スタッドレスタイヤの需要が高まる10月〜1月や、サマータイヤへの切り替えが増える3〜4月など、季節の切り替え時期には特に便利です。
また、繁忙期以外でも、定額料金に含まれる定期メンテナンスを活用することで、車検費用の削減や事故防止につながる点も見逃せません。価格だけでなく、トータルな安心を重視する方には非常に魅力的なサービスです。
安心は得られるけど高くつく?デメリットと注意点
サービスの質は高いものの、オプションが多く、知らないうちに料金が上乗せされてしまうことも。必要のないパックや保証を付けないよう、内容はよく確認しましょう。
また、工賃が固定されているため、ネット購入+持ち込みのように価格を自由にコントロールすることは難しいです。
こんな人におすすめ
「毎回タイヤ交換で悩むのが面倒」「信頼できるプロに丸投げしたい」という方に向いています。とくに長距離運転が多い方や、タイヤトラブルの不安を感じやすい方におすすめです。
あなたはどのタイプ?3つの買い方まとめ&おすすめ早見表
最後に、タイヤの買い方を「安さ重視」「バランス重視」「安心重視」の3タイプに分けて、より詳しくご紹介します。
- 安さ重視タイプ:とにかく出費を最小限に抑えたい方にぴったりなのがこのタイプ。ネット通販で安価なタイヤを見つけ、自分で取付対応工場を探して持ち込むスタイルです。多少の手間をかけても価格優先という方には、圧倒的な安さが魅力のオートウェイが最適です。工賃込みでも実店舗より安く済むケースが多く、費用を抑えつつタイヤ交換ができます。
- バランス重視タイプ:価格と手間のバランスを取りたい人に向いています。TIREHOODのように、ネットでの購入と同時に取付予約もできるサービスなら、タイヤ選びに自信がなくても安心。取り付けは提携ガソリンスタンドなど身近な場所で行え、パンク保証などのアフターサービスも魅力です。忙しいビジネスパーソンや、車に詳しくない方にもおすすめです。
- 安心重視タイプ:信頼できるプロに全て任せたい、という方はこちら。価格はやや高くなりますが、ディーラーやブリヂストンの「mobox」のようなサブスクサービスを利用すれば、定額で質の高いタイヤと手厚いメンテナンスを受けられます。家族の安全を第一に考えるファミリー層や、日常的に長距離を走る方には非常に心強い選択肢です。
このように、どの買い方にもそれぞれのメリットがあります。あなたのライフスタイルや重視したいポイント(費用・手間・安心感)に合わせて、自分にぴったりのタイヤ購入方法を選ぶことで、後悔のないタイヤ交換が実現できます。
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