トヨタがついに新型RAV4(6代目)を正式発表しました。2025年度末の登場が確実となり、全国のディーラーやクルマ好きの間で話題沸騰中です。現行モデル(5代目)は2019年の登場以来、アウトドア派からファミリー層まで幅広く支持されてきた人気SUV。その完成度の高さから「どこが変わるの?」という期待と不安が入り混じる声も多く聞かれます。
そんななか、6年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型RAV4は、パワートレインや安全装備の大幅刷新に加えて、最新のソフトウェア「Arene(アリーン)」や進化したToyota Safety Senseなど、魅力満載の内容になっていることが明らかになっています。
でも、気になるのは「いつ発売されるの?」「どうやって手に入れるのが正解?」というところ。特に人気モデルだけに、グレードによっては1年以上の納期待ちも起こり得るというのが実情です。
この記事では、今回の新型発表で何が変わったのか、今買うべきなのか、新型を待つべきなのか、そしてリセールを見据えた賢い選び方までを詳しくお伝えしていきます。
【2025年】RAV4はフルモデルチェンジで何が変わる?
RAV4のデザイン刷新とグレード構成の変更
現行モデルは「Adventure」や「Gグレード」が人気を集め、アウトドア志向と都会派の双方にバランスよく支持されてきました。街乗りも長距離もそつなくこなすこのモデルは、多様なニーズに応えられる万能SUVとして高く評価されてきました。
2025年のRAV4フルモデルチェンジでは、こうしたユーザーの多様な好みにさらに応えるべく、スタイルごとに明確なコンセプトを持たせた3つのグループに再構成されています。新型ではデザインや装備だけでなく、走行フィールやライフスタイルとの親和性まで意識したグレード展開となっており、より自分らしい一台を選びやすくなっています。

Core HEVモデル/PHEVモデル
標準的で都会的なスタイル。落ち着いた外観と扱いやすいサイズ感が魅力で、主に日常使いや通勤、買い物などに重点を置く方におすすめです。装備は必要十分で、はじめてSUVに乗る方や、小回りの利く車が欲しい方、予算を抑えたいファミリー層にぴったりです。AWD仕様も選べるため、雪の多い地域でも安心して使えます。

Adventure HEVモデル
「Adventure」は、オフロード志向で悪路走破性を重視したデザインが特徴です。大型タイヤや専用フェンダー、ルーフレールなど、アウトドアシーンに映える外観とタフな性能を備えています。HEVモデルのみの展開で、電子制御4WDシステムを搭載し、滑りやすい路面でも安定した走行性能を実現しています。日常の通勤や買い物から、週末のアウトドアアクティビティまで、幅広いシーンで活躍するモデルです。

GR SPORT PHEVモデル
スポーティなデザインと専用チューニング。走行性能を意識した足回りやアグレッシブな内外装を採用し、見た目の迫力とドライビングの楽しさを両立させたい方に最適です。GR SPORT PHEVは走りを楽しみたい方におすすめの高性能モデルで、320馬力のパワーを活かした余裕のある加速が可能です。自宅に200V以上の充電設備を設けられる方や、希少性のあるスポーツグレードを求める方に最適です。
RAV4のボディサイズと室内空間はどう変わる?

新型RAV4(日本仕様)の各グレードにおけるボディサイズを表形式でまとめました。
グレード | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
---|---|---|---|---|
Core | 4,600mm | 1,855mm | 1,680mm(HEV) 1,685mm(PHEV) | 2,690mm |
Adventure | 4,620mm | 1,880mm | 1,680mm | 2,690mm |
GR SPORT | 4,645mm | 1,880mm | 1,685mm | 2,690mm |
これらの寸法は、トヨタ自動車の公式ウェブサイトに掲載されている情報に基づいています。詳細については、以下のリンクをご参照ください。
新型RAV4は、先代モデル(5代目)と比較してボディサイズがほぼ同一であり、全長・全幅・ホイールベースに大きな変更はありません。全高については、グレードやパワートレインによって若干の違いがありますが、全体的なサイズ感は維持されています。
トヨタは新型RAV4において、従来の使い勝手の良さを継承しつつ、最新の技術やデザインを取り入れることで、ユーザーにとって魅力的なモデルチェンジを実現しています。
RAV4の2025年モデルはPHEV強化で動力性能が飛躍
新型RAV4の最大の魅力のひとつが動力性能の進化です。
HEV(ハイブリッド):2.5L直列4気筒エンジンに電気モーターを組み合わせたトヨタの最新ハイブリッドシステムを搭載。FWDで226馬力、AWDで236馬力を発揮し、燃費性能はもちろん、静粛性や走行の滑らかさも格段に向上しました。特にAWDモデルでは電子制御4WDが採用されており、滑りやすい路面でも安定した走行性能を実現。市街地から高速道路、さらには雪道まで幅広いシーンで快適に走れる万能なパワーユニットです。
PHEV(プラグインハイブリッド):最大出力は320馬力と、これまでのRAV4を大きく上回るパワーを発揮。0-100km/h加速は約5.8秒という俊足ぶりで、スポーツカー顔負けの走行性能を誇ります。さらに注目すべきは、EVモードでの電動航続距離が大幅に伸びた点。最新モデルでは約150kmのEV航続が可能とされており、日常の通勤や買い物はほぼガソリンを使わずにこなせるレベルに到達しています。充電環境が整っている家庭であれば、経済性と環境性能、そしてドライビングプレジャーを高次元でバランスさせた選択肢となるでしょう。
RAV4のフルモデルチェンジは2025年末〜2026年初頭か?
北米ではすでに発表されている新型RAV4ですが、日本仕様の登場もいよいよ間近となってきました。2025年末から2026年初頭にかけての発売が有力視されており、多くの自動車メディアでもその動向が取り上げられています。年末に開催される東京モビリティショーやジャパンモビリティショーなどでの先行公開が期待されており、そこで正式な仕様や予約受付のスケジュールが明らかになる可能性があります。
その後、全国のトヨタディーラーで年明けから順次発売が開始されると見られており、カタログモデルとしての流通は2026年春以降になる見通しです。ただし、発売直後は注文が殺到する可能性が高く、人気グレードやカラーによっては納期が1年を超えるケースも想定されます。そのため、「新型をできるだけ早く手に入れたい」と考えている方は、発売前からの情報収集や販売店との早期コンタクトが極めて重要になります。
【リセールで選ぶ】2025年RAV4は買うべきか?
RAV4 2025年モデルの魅力は「Arene」プラットフォーム

新型RAV4には「Arene(アリーン)」という新ソフトウェア基盤が導入されます。これにより、以下のような先進機能が搭載されます。
- ソフトウェアアップデート(OTA)による進化
- ドライバー異常検知機能や急加速抑制システム
- 新世代インフォテインメントで直感的な操作性
Toyota Safety SenseもRAV4で2025年に大幅進化
Toyota Safety Sense(TSS)は、トヨタが提供する先進の予防安全技術パッケージであり、ドライバーの運転支援と事故リスクの低減を目的としています。新型RAV4(2025年モデル)には、最新バージョンであるTSS 4.0が搭載されており、以下のような機能が含まれています。
Toyota Safety Sense(TSS)4.0の主な機能

1. プリクラッシュセーフティ(PCS)
ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせ、前方の車両、歩行者(昼夜)、自転車運転者(昼夜)、自動二輪車(昼)を検出。衝突の可能性がある場合、警報を発し、ドライバーがブレーキを踏まない場合は自動でブレーキを作動させ、衝突回避または被害軽減をサポートします。
2. 緊急時操舵支援(ESA)
衝突の危険がある際、ドライバーの回避操舵を支援し、車両の安定性を保ちながら車線逸脱を抑制します。
3. レーントレーシングアシスト(LTA)
レーダークルーズコントロール使用時に、車線の中央を維持するようステアリング操作をアシストし、ドライバーの負担を軽減します。
4. レーンディパーチャーアラート(LDA)
車線逸脱の可能性がある場合、警報とステアリング操作のアシストでドライバーに注意を促します。
5. ロードサインアシスト(RSA)
カメラが道路標識を認識し、制限速度や一時停止などの情報をディスプレイに表示して、ドライバーの見落としを防ぎます。
6. ドライバー異常時対応システム(EDSS)
ドライバーが意識を失った場合などに、車両を安全に停止させ、周囲に警告を発します。
7. プロアクティブドライビングアシスト(PDA)
歩行者や自転車、車両との距離を保ちながら、ステアリングやブレーキ操作を支援し、安全な運転をサポートします。
8. アダプティブハイビームシステム(AHS)/オートマチックハイビーム(AHB)
前方の車両や周囲の明るさに応じて、自動でハイビームとロービームを切り替え、夜間の視認性を向上させます。
9. レーダークルーズコントロール(DRCC)
前方の車両との距離を保ちながら、自動で加減速を行い、長距離走行時のドライバーの負担を軽減します。
これらの機能により、新型RAV4は高度な安全性と快適性を提供し、ドライバーと乗員の安心を支えます。詳細な情報や最新のアップデートについては、トヨタの公式サイトをご参照ください。
RAV4を2025年に買うならどのグレード?

RAV4はグレードによって搭載されているパワーユニットが異なるため、充電設備の有無や利用環境、自動車の使い方に応じたグレード選びが重要になります。ここでは、それぞれのグレードに向いているユーザー像を整理してみましょう:
- Adventure HEV AWD:中間価格帯ながら装備も充実しており、SUVらしい走破性も兼ね備えたバランスの良いグレードです。家族でキャンプやレジャーを楽しむ方、また雪道や山道などをよく走る方にぴったり。リセールも安定しており、長く乗るだけでなく売る時の安心感もあります。
- GR SPORT PHEV:走りを楽しみたい方におすすめの高性能モデル。PHEVならではの電動走行と320馬力のパワーを活かし、高速道路や山道でも余裕のある加速が可能です。自宅に200V以上の充電設備を設けられる方、また平日は通勤でEV走行、週末はパワフルにドライブを楽しみたい方に最適です。希少性のあるスポーツグレードのため、リセールバリューも期待できます。
- Core(日本仕様)HEVモデル:主に街乗りや通勤がメインで、燃費の良さと価格のバランスを重視したい方に向いています。装備は必要十分で、はじめてSUVに乗る方や、小回りの利く車が欲しい方、予算を抑えたいファミリー層にぴったりです。AWD仕様も選べるため、雪の多い地域でも安心して使えます。
RAV4はどのグレードも異なる魅力があり、自分のライフスタイルや使用環境に合わせた選択が成功のカギになります。発売直後は人気集中が予想されるため、気になるグレードがある場合は早めの検討・相談がおすすめです。
RAV4のリセールを考えるなら“発売直後”が狙い目

新型RAV4は2025年の注目モデルであり、特に発売初期のロットはリセール価格が落ちにくい傾向があります。これは、新しいモデルであるほど中古市場での希少性が高まりやすく、購入希望者も集中しやすいためです。早期に手に入れるほど、需要がピークのうちに売却できる可能性が高まり、市場価値も維持されやすくなります。
発売直後に納車されたいと考えている方にとっては、早期予約がほぼ必須といえるでしょう。特に人気グレードや人気カラーは初期生産枠が限られているため、数ヶ月どころか1年以上待つケースも珍しくありません。
販売店によっては、一般向けに正式な告知を出す前に“こっそり予約受付”を始めるケースもあります。このような状況では、情報を先に掴んだ人が有利になるため、日頃から担当の販売店にこまめに声をかけておくことが非常に大切です。「何か動きがあったら連絡ください」と伝えておくだけでも、案内をもらえる可能性が高くなります。
販売員によっては過去に購入実績のある「お得意様」や、頻繁にメンテナンスで訪れている常連のお客様を優先的に案内するケースも見受けられます。特定の店舗に絞らず、複数の販売店に事前に相談しておくなど、販売ネットワークを広げる工夫も重要です。こうした行動が、納車の早さや選択肢の広さに直結することがあります。
現行RAV4(5代目)の在庫処分車もお得な選択肢

「今すぐ乗りたい」という方には、5代目RAV4の在庫車や登録済未使用車も十分に検討する価値があります。現行型はモデル末期ではありますが、長年にわたって改良が施されてきたことにより、完成度が高く、信頼性のある設計が最大の魅力といえるでしょう。エンジンやハイブリッドシステムの成熟度はもちろん、実際に長期間乗っているユーザーからの満足度も高いモデルです。
装備面でも、上位グレードを中心にToyota Safety Senseなどの先進安全装備や、快適性に直結する装備(シートヒーターやパワーシート、デジタルインナーミラーなど)が充実しています。日常の通勤や買い物はもちろん、家族とのドライブやアウトドアにも安心して使える装備構成が魅力です。
販売店によってはモデル末期特有の在庫処分セールが実施されていることもあり、通常より大きな値引きやメーカーオプション込みの割安車両が手に入るケースもあります。オプション内容やカラーバリエーションの選択肢は限られることがありますが、コストパフォーマンスを重視する方には非常におすすめです。
短期的に乗ってから数年で買い替えを検討している方にとっては、リセールを多少犠牲にしても“今買って乗りたい”という気持ちを満たしてくれる現実的かつ有力な選択肢といえるでしょう。

【RAV4・2025・リセールまとめ】フルモデルチェンジで賢く買うには?
2025年にフルモデルチェンジを迎えるRAV4は、次世代SUVとしての魅力を大きく高めています。最大の注目ポイントは、トヨタの新世代ソフトウェア基盤「Arene(アリーン)」の搭載と、動力性能の大幅な進化です。HEVは走りの質感と燃費が改善され、PHEVでは320馬力という圧倒的なパワーと150km以上のEV航続距離を実現。先進安全機能もAIの活用によって飛躍的に進化しており、Toyota Safety Senseの最新版が全車標準装備される見込みです。
グレード構成も一新され、「Core」「Adventure」「GR SPORT」という3つのスタイルに整理。とくにAdventure HEV AWDやGR SPORT PHEVは、購入直後から高い人気とリセールバリューが見込まれます。
納期については、発売初期に予約が殺到する可能性が高く、納車まで1年を超えるケースも想定されます。リセールを意識した戦略としては「発売初期に人気グレードを確保する」ことが最重要です。
「どうしても待てない」「予算を抑えたい」ユーザーにとっては、現行(5代目)RAV4の在庫車や未使用車も魅力的な選択肢です。ただし、モデル末期である点と、次期型登場後の相場下落リスクには留意しましょう。
RAV4を2025年に購入するならば、フルモデルチェンジの詳細を把握し、リセールを見越したタイミングとグレード選びが重要です。将来的な価値を意識しつつ、あなたにとって最も満足度の高い1台を選びましょう。
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