ボルボXC40の中古はやめとけ?狙い目モデルと買って後悔しない選び方

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北欧デザインと先進の安全性能が光る「ボルボXC40」。コンパクトSUVながら高級感があり、街乗りからレジャーまで幅広く活躍する1台として注目されています。新車でも手が届きやすい価格帯が魅力ですが、特に中古市場では200万円台から選べるお得感も人気の理由です。

しかし、ネット上では「ボルボXC40 中古 やめとけ」といった不安な検索キーワードも目立ちます。中古車としての不安要素は本当にあるのでしょうか?それとも、きちんとポイントを押さえれば“狙い目”になるのでしょうか?

この記事では、そんな疑問を解消すべく、ボルボXC40の基本情報から「やめとけ」と言われる理由、そして後悔しない中古車選びのコツまでを徹底的に解説します。

目次

ボルボXC40とはどんな車?中古で「やめとけ」と言われる理由6選

XC40ってどんなクルマ?まずは基本を押さえよう

引用画像 VOLVO公式

「ボルボXC40」は、スウェーデン発のボルボが展開するプレミアム・コンパクトSUVです。全長4,440mm、全幅1,875mm、全高1,660mmと、日本の都市部でも取り回しやすいサイズ感ながら、室内空間は広く、デザインと実用性が両立しています。

インテリアは北欧らしいミニマルデザインで、素材や質感にもこだわりあり。安全技術に力を入れているボルボらしく、運転支援機能も充実していて、「安心して乗れる1台」として高く評価されています。

  • B3 FWD(マイルドハイブリッド):新車価格5,090,000円(税込)
  • B4 AWD(マイルドハイブリッド):新車価格5,790,000円(税込)

最上級の「Ultimate B4 AWD」でも6,290,000円に収まっており、輸入車SUVとしては比較的手が届きやすい価格帯に設定されています。


1. なぜ「ボルボXC40の中古はやめとけ」と言われるのか?

引用画像 VOLVO公式

ネット上では「やめとけ」といった検索ワードやサジェストが目立ちます。その背景には、以下のような中古車ならではの懸念があります。

  • 初期型(2018〜2019年)でトラブル報告が散見される
  • 保証切れによるリスク増
  • 外車ゆえのパーツ・修理代の高さ

実際、整備費用や部品代が国産車より高くつくことが多いため、故障が起きた場合の負担感が「やめとけ」と言われる理由になっているようです。

2. 燃費は悪い?実際の数値でチェック

引用画像 VOLVO公式

ボルボ公式によると、2025年モデルのB3 FWD(マイルドハイブリッド)の燃費(WLTCモード)は14.4km/Lです。B4 AWDは13.7km/Lと発表されています。

一方で、実際の街乗りでは10〜12km/L程度の声が多く、高速走行で13〜14km/Lといった報告が目立ちます(※ユーザー口コミベース)。

燃費性能としては”悪い”わけではありませんが、ハイオク仕様のため、ガソリン代がやや高くなる点は考慮すべきです。

3. 電装系トラブルやセンサー誤作動の報告

XC40に限らず、近年の輸入車は電子制御化が進んでおり、電装系トラブルが起きやすくなっています。

具体的には以下のような報告があります。

  • センサー類の誤作動
  • ナビやモニターのフリーズ
  • パワーウィンドウの不調

こうしたトラブルが「壊れやすい」「やめとけ」といった声につながっている側面もあるでしょう。特に、電子制御系の誤作動は突然発生することが多く、オーナーの不安を一気に高めてしまう要因になります。

センサーが誤作動して誤警告を出す、タッチスクリーンが反応しない、パワーウィンドウが動かなくなるといった現象は、たとえ致命的でなくても「安心して乗れない」と感じる原因になりやすいです。

これらのトラブルを修理するにはディーラーでの対応が必要となることが多く、その際のコストや時間的負担が重なることで、「壊れやすい」という印象が強まってしまうわけです。

4. 車検・修理費用が高額になる傾向

引用画像 VOLVO公式

ボルボは正規ディーラーでのメンテナンスを推奨しており、部品代や工賃が高めです。

一般的に欧州車は国産車に比べて年間維持費が+10〜20万円ほど高くなる傾向があると言われています(保険、税金、整備込み)。輸入部品の価格や為替の影響、専門的な整備が必要な構造による工賃の高さなどが関係しています。

オイル交換ひとつとっても、使用する純正オイルの価格が高かったり、定期点検での部品交換費用がかさんだりするケースが多いです。また、正規ディーラーでの点検整備を選ぶと、安心感がある一方で料金もそれに比例して高額になる傾向にあります。

輸入車は車両保険の料率クラスが高めに設定されている場合があり、自動車保険料も国産車より高くなることがあります。1年間でかかる総維持費は国産SUVと比べてかなり差がつくこともあり、「維持費にゆとりがあるか」は購入前の大事な判断ポイントになります。

5. 初期型にトラブルが多かったという声

2018〜2020年ごろの初期型T4/T5モデルにおいては、さまざまな初期不良や電子制御系のエラーが報告されていました。ナビゲーションのフリーズやセンサーの誤警告表示、メーターの不具合といった、ソフトウェアに関する細かなトラブルが目立っていた時期です。

一部の車両では、エンジンのアイドリング不安定やエアコンの誤作動など、日常使用で気になる不具合も発生していたというユーザーの声があります。ボルボが新たな技術を積極的に導入し始めた転換期であることに起因している部分もあり、当初は制御系とのバランスが取りきれていなかった印象もありました。

このような課題に対して、メーカー側はソフトウェアアップデートやパーツ改良によって対応を進め、年式が進むごとに徐々に信頼性は向上していきました。特に2021年以降の後期モデルでは、問題点の多くが改善され、ユーザーからの満足度も高まっているようです。

「中古で買うなら後期型」を意識することは、安心して長く乗り続けるための大切な判断基準となるでしょう。

6. 整備履歴や保証がない車両は避けるべき

引用画像 VOLVO公式

「安い!」と思って飛びついた中古XC40が、整備履歴もなく保証もついていない“訳あり車両”だった……という事例も実際に存在します。表面的にはキレイに見えても、過去の整備がずさんだったり、事故歴が隠されていたりすると、後から思わぬ出費やトラブルに見舞われる可能性があります。

中古XC40の購入時は必ず以下をチェックしましょう:

  • 点検整備記録簿があるか(過去のオイル交換や消耗品の交換履歴、故障修理の有無)
  • 車検残の有無(少なくとも半年以上残っているか確認)
  • メーカー保証または販売店独自の保証が付くか(内容・期間・走行距離制限も確認)

さらにできれば、以下も確認しておくとより安心です:

  • ボルボ認定中古車「SELEKT」であるかどうか(第三者検査済)
  • 試乗ができる販売店か(異音・操作系のチェックが可能)
  • メーター改ざんや修復歴の有無を車両評価書で確認できるか

不安な場合は第三者機関の検査サービス(例:AIS検査)や、信頼できるディーラーでの購入を検討しましょう。少し価格が高くても、総合的には“安物買いの銭失い”を防ぐ一番の近道になります。


ボルボXC40の中古で狙い目モデルは?後悔しない選び方6選

1. 狙い目は3〜5年落ち・走行5万km以内の「Plus」か「B4」

引用画像 VOLVO公式

価格と装備のバランスが良いのは、3〜5年落ちの「Plus」グレードです。装備内容としては、運転支援機能や快適装備が標準的に備わっており、先進的でありながら過度な装飾がなく、実用性重視の方にぴったりです。

具体的には、シートヒーター、デジタルメーター、スマートフォン連携機能などが揃っており、日常使いから長距離ドライブまで幅広く対応できます。

「B4 AWD」モデルはパワーと静粛性、そして燃費性能のバランスに優れた仕様として高く評価されています。四輪駆動ならではの安定した走行性能に加え、マイルドハイブリッドシステムによる加速の滑らかさと燃費向上効果もあり、特に雪道や山間部での走行機会が多い方にもおすすめです。

AWDでありながら燃費は13.7km/L(WLTCモード・公式値)と悪くなく、実用性を考慮した“ちょうどいいグレード”と言えるでしょう。

中古市場では、2020〜2022年モデルで走行距離3〜5万km以内、価格帯は250万〜380万円前後が相場となっており、年式や装備内容によっては400万円近くまで上昇する車両も見られます。価格に見合った装備が付いているかどうかをしっかり確認することが、後悔しない選び方のコツです。

2. 認定中古車「SELEKT」は安心度が高い

レクサスやメルセデスなどの高級車メーカーには必ずと言っていいほど存在する「認定中古車」制度。ボルボにももちろん同様の仕組みが整っており、それが公式認定中古車制度「SELEKT(セレクト)です。

このSELEKT制度では、メーカーが定めた厳格な基準に基づいて整備された車両だけが対象となり、中古車であっても安心して選べる品質が担保されています。

特徴は以下の通り:

  • メーカーによる100項目以上の点検・整備済み
  • 初度登録から10年以内かつ走行10万km未満の車両が対象
  • 1年間の無料保証(延長プランにより最長2年間)
  • 走行距離無制限の24時間ロードサービス付き
  • 外装・内装のクリーニング済み、ソフトウェアアップデート済み

価格は一般的な中古車よりやや高めになりますが、トラブルや修理リスクを大きく軽減できるため、輸入車が初めての方には特におすすめです。

3. パワートレイン別の選び方|B3・B4・T4・T5の違い

  • B3/B4:48Vマイルドハイブリッドを搭載しており、静粛性に優れ、街乗りから高速まで快適に走れるのが魅力です。発進時や加速時にモーターがアシストすることで、エンジンへの負荷を軽減し、滑らかな走行フィーリングを実現しています。
    減速時のエネルギー回収機能により燃費効率も向上しており、日常的に使うクルマとしては非常に扱いやすい印象です。乗り心地も柔らかめで、長時間のドライブでも疲れにくいという声も多く聞かれます。
  • T4/T5:どちらもガソリンターボエンジンで、よりダイレクトな加速を楽しめるパワートレインです。T4は2.0Lターボエンジンで190馬力、T5は高出力版で252馬力と、特にT5は走行性能にこだわる方に人気があります。
    アクセルを踏んだ瞬間のレスポンスの良さや、高速道路での追い越しの力強さは、マイルドハイブリッドにはないダイナミックさがあります。ただし、その分燃費は控えめで、維持費もやや高くなる傾向があります。

2022年以降はT4/T5からB3/B4へとラインナップの中心が移行しており、今後の主力はマイルドハイブリッドモデルにシフトしていくと見られています。

新車での選択肢はBシリーズ中心となり、中古車市場でもB3/B4が今後増えていくと予想されます。どちらを選ぶかは、走行性能を重視するか、燃費や快適性を重視するかで分かれるポイントになります。

4. 人気装備・ボディカラーを押さえておく

引用画像 VOLVO公式

人気装備

  • サンルーフ(開放感があり、車内に光が差し込むことで上質な雰囲気を演出)
  • ハーマンカードンサウンドシステム(高音質なオーディオ体験を提供し、車内エンタメ重視派に人気)
  • アダプティブクルーズコントロール(高速走行時の追従走行が快適で、安全性にも大きく貢献)
  • 電動リアゲート(荷物の出し入れがスムーズにでき、女性ユーザーにも支持される装備)
  • 前席シートヒーター・ステアリングヒーター(寒冷地での快適性が高く、冬場に重宝される)
引用画像 VOLVO公式

人気色

  • クリスタルホワイトパール(上品で清潔感があり、リセールも非常に高い定番色)
  • ブラックストーン(精悍で引き締まった印象を与え、シーンを選ばない万能カラー)
  • サンダーグレー(XC40の個性を際立たせる北欧らしい独特のニュアンスカラー)
  • オニキスブラックメタリック(光の当たり方で表情が変わり、高級感が強調される)

中古車選びの際、人気装備やボディカラーは単なる好みだけでなく、将来的なリセールバリューにも大きく影響します。とくにサンルーフや高級オーディオ、クルーズコントロールなどの装備は、後から後付けできないため、最初から装備されているモデルを選ぶのが理想です。

カラーも奇抜すぎないもののほうが買取価格が安定する傾向にあるため、実用性と将来性を見据えて選ぶのがおすすめです。

5. ライバル車と比較してどうなの?

引用画像 VOLVO公式

XC40の主なライバルは以下の通り:

これらはいずれもコンパクトサイズながらプレミアムな仕上がりを持つSUVとして人気が高く、デザイン性やブランドイメージ、先進装備の搭載状況などで比較されやすいモデルです。

中でもXC40は、北欧らしいシンプルで洗練されたデザインや、ボルボ独自の先進安全装備が魅力とされており、「落ち着いた高級感」や「家族で安心して乗れるSUV」を重視するユーザー層に高く評価されています。インテリアの質感や収納の工夫、スマートな操作系統など、日常の使い勝手にも優れている点が支持されています。

価格面でも装備とのバランスが良く、輸入車の中でも比較的リーズナブルに手が届くモデルであるため、「初めての輸入車」としてXC40を選ぶ人も少なくありません。

6. 中古XC40を選ぶ前に確認したいチェックポイント

購入前に以下の点をチェックしておきましょう

  • 走行距離:5万km以内が理想。エンジンや足回りの消耗度合いを考慮すると、できるだけ低走行車を選ぶことが重要です。
  • 初年度登録:2020年以降が安心。電子制御の信頼性が高まった時期であり、保証期間が残っている可能性もあります。
  • 整備履歴の有無:点検・整備の記録簿があるかどうかを確認し、オイル交換や消耗品の交換が適切に行われてきたかチェックしましょう。
  • 保証内容の明記:メーカー保証が残っているか、販売店独自の保証があるか、保証の対象範囲や期間、走行距離制限を必ず確認すること。
  • 試乗できるか(静音性や操作感の確認):エンジン音の大きさ、加速時のスムーズさ、ブレーキの効き具合、車内の異音の有無など、実際の使用感を確認できる機会があれば積極的に活用しましょう。
  • 車両の下回りやタイヤの摩耗状態もチェック:見落とされがちな部分ですが、サビの有無やタイヤの偏摩耗はコンディションを見極めるヒントになります。
  • 車両評価書や修復歴の有無:第三者のチェック済みであれば、より安心して購入できます。

ボルボXC40の中古は「やめとけ」じゃない!“狙い目”を知れば満足できる一台に

「ボルボXC40の中古はやめとけ」と言われる背景には、確かに維持費の高さや初期型に見られたトラブルのリスクが指摘されています。しかし、これらは中古車選びの際に適切なポイントを押さえれば十分に回避可能であり、むしろコストパフォーマンスに優れた“お宝物件”を見つけるチャンスとも言えます。

具体的に気をつけたいポイントは以下の通りです:

  • メーカー認定中古車(SELEKT)や整備履歴が明確な車両を選ぶことで、納車後のトラブルリスクを大きく軽減できます。
  • 比較的新しく、装備が充実しているB4やPlusグレードの3〜5年落ちモデルは価格と内容のバランスが良く、安心して選べる傾向があります。
  • 人気装備(サンルーフ、先進安全機能など)やボディカラー(ホワイト、グレー、ブラック系)にも注目し、将来的なリセールも見据えた選び方を心がけましょう。

これらのチェックポイントを押さえることで、XC40は単なる中古車ではなく、「安心・快適・デザイン性」を兼ね備えた、満足度の高い一台となります。

実際、多くのオーナーが「買ってよかった」と評価しており、輸入車の入門編としても非常に人気が高まっている車種です。価格帯としても手頃感があり、ハイクラスな装備とプレミアムな乗り味を体感できる点からも、XC40は魅力的な選択肢となるでしょう。

中古でお得に手に入れたいと考えている方にとって、XC40はまさに“狙い目”の一台と胸を張っておすすめできる存在です。

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